FITS エコノミックレポート

東京金60分足では出来高の多い価格帯近辺でもみ合い!

 

★11月14日以降の東京金60分足では、雲のネジレ近辺ではトレンドの反転や加速などはあるものの、大きな動きにつながらずもみ合い相場が続いている。上値目処として5,140円が意識されており、上値の重い展開となっている。一方下値では雲の上限が意識され下げ止まる展開となっている。

 

NY金先物市場は1466.10-1475.60ドルのレンジ相場となった。中国政府の追加景気支援策への期待による中国、香港の株高が好感され、欧米でも株高になっていたことで売りが先行した。しかし、その後、米中貿易協議の先行き不透明感を嫌気したとみられる米国株安への転換やドルが対ユーロなどで下落したことを受けて、安全志向の買いが優勢になり、徐々に切り返す展開になった。

 

価格帯別出来高では、もみ合い相場が続いていることから、5,110-5,130円近辺での出来高が膨らんできている。そのため、強い売買材料が出てくると手仕舞い売買やトレンドに乗り遅れまいとする新規建玉が加わり値動きが加速する可能性があるので注意が必要となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDがシグナルを上抜けしており、上昇基調は継続している。ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、やや買われ過ぎ過熱感が出ており、%DがSlow%Dを下抜けしてきていることから短期的な下落調整の可能性も残る。

 

東京金日足では、連日様相と変わらず上値では10日SMAの5,127円や75日SMAの5,158円が意識される一方で、下値では5日SMAの5,119円や100日SMAの5,093円が意識される展開となっており、レンジ相場が継続している。NY金は、米国株が下落したことや、ドルが安くなったことで買い戻される展開となったが、買いが継続するかは疑問が残る。為替市場では、108円台半ばでこう着相場となっており、狭いレンジ内での値動きとなっている。

注目点は上下の抵抗帯を上抜けするのか、下抜けするのかが注目される。

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