FITS エコノミックレポート

東京金60分足では出来高の多い価格帯を上抜け!

 

★6月28日以降の東京金60分足では、米独立記念日を控えて短縮取引となったため、NY勢の参加者が減少したことで、東京金も引けにかけて小幅な値動きとなった。雲の上限は維持して終了した。今回も4460円近辺では上値の重い展開となった。

 

NY金先物は一時1238.8ドルと昨年12月12日以来の安値を付けたものの、その後は1258.50ドルまで買われた。米中貿易摩擦激化に対する警戒感が再び高まり、安全資産とされる金買いが優勢となった。米長期金利の低下も材料視された。

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしてきたことで、上値が重くなると一旦利益確定売りが入りやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、MACDとシグナルはゼロラインを上抜けしているものの、両線のかい離幅が縮小傾向となっており、一旦上昇の勢いが鈍化している。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高値圏でもみ合いとなっている。

 

東京金の日足では、10日線の4447円がレジスタンスとして意識され上ヒゲロウソク足で引けた。ただ、5日線がわずかに上向きとなってきていることから、本日の値動きが重要なポイントとなる。ストキャスティクス・スローでも%K:11.06、%D:9.59と売られ過ぎ域から%Kが%Dを上抜けしてきた。ボリンジャーバンドのプラス3σが4714円から4712円とわずかに内側に入ってきたことから、相場の変化の兆しが出てきている。本日は10日線を上抜けることで、プラス3σも内側に入ってくることが確認されるため、重要なポイントとなる。

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