FITS エコノミックレポート

東京金60分足では下落調整後もみ合い相場!

 

★6月20日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)を下抜けたものの、雲の上限や72時間SMA(青線)がサポートとなった。その後はもみ合う展開となり、再び24時間SMAを上抜回復けした。ただ、雲の上限を下抜けしたことで、早々の回復出来るかが注目される。

 

NY金先物市場は1405.00-1427.90ドルのレンジ相場となった。米早期利下げ期待がやや後退し、米長期金利が上昇したことや、米中通商協議への期待感を背景に安全資産の金に売りが入った。 

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の上方に位置していることから、手仕舞い売りは現在のところ入りにくい。ただ、下抜けしてくるようなら、下落調整場面となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロライン上で横向きとなっていることから、方向感を欠いた展開となっている。一方、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、高値圏から%DがSlow%Dを下抜けしてきたことから、下落調整の兆しとなっている。

 

東京金の日足では、5日SMAの4,846円がサポートラインとして意識され、下げ止まる展開となっている。本日も5日SMAを維持出来るかが注目される。5日SMAを下抜けると10日SMAの4,770円が下値目処となりやすい。ADXは上向きを維持していることから、上昇基調は継続している。NY金は、前日のパウエル米FRB議長の発言から、やや早期利下げ期待が後退したことで米長期金利が上昇したことや、ドル高を嫌気した売りが優勢となった。ただ、G20での米中首脳会談を控え、売り込むような動きにはなり難い。為替市場では、107円半ばを上抜けるとストップロスを巻き込みながら、107円台後半まで上昇した。前日のパウエル米FRB議長の発言で早期利下げ観測が後退したことで、米長期金利が戻り基調にあり、ドル買いが優勢となっている。ただ、米長期金利が上昇基調を強める可能性は低く、日々一喜一憂する動きとなりやすい。

 

本日の注目点では、5日SAMの4,846円を維持出来るかにある。下抜けすると10日SMAの4,770円近辺までの調整の可能性も残る。ADXは上昇基調を維持していることから、上昇トレンドは継続している。

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