★9月3日以降の東京金60分足では、わずかに上値・下値を切り下げながら、徐々に下落している。そのため、上値または下値を切り上げる展開になるまでは、下落基調が継続する。もみ合いが続いた後に大きく上下に振れる展開となっており、難しい相場展開となっている。
NY金先物市場は1506.50-1523.80ドルのレジ相場となった。米中貿易摩擦の激化懸念が後退したことや、中国が景気支援策を強化したことを背景に、安全資産の金は売りが優勢となった。米長期金利の上昇も金の上値を圧迫した。ポジション調整的な売りが増えた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下回っていることから、もう一段下落すると買い方からの手仕舞い売りが入りやすくなる。上値では出来高が多いことから、戻り場面では上値の重石となる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で横ばいとなっており、トレンドレスの状態となっている。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も低位でほぼ横ばいになっていることから方向感を欠く展開となっている。
東京金の日足では、サポートラインとして意識される25日SMAの5,161円を若干下抜けしてきた。8月2日でも一旦は25日SMAを下抜けしたものの、引けに掛けて回復してその後は上昇に転じた。そのため、本日は25日SMAが非常に意識される展開となる。NY金先物市場でもリスク回避の動きが後退したことで、売りが優勢となっている。そのため、1,500ドルを維持出来るかが注目される。為替市場では、米長期金利が上昇に転じていることで、107円台前半での推移となっており東京金の下支え要因となっている。
本日は何と言っても、25日SMAを回復出来るのか、それとも明確に下抜けしてしまうのかが焦点となる。
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