★11月19日以降の東京金60分足では、心理的節目となっていた5,100円を下抜けしたことで、一転してレジスタンスとして意識されている。また、24時間SMA(緑線)も下向きとなり上値を抑える展開となっている。引けにかけて陰線が続いており、上値の重さが意識される。
NY金先物市場は1460.70ドルまで下落後、一時1467.60ドルまで反発した。米中通商協議の『第1段階合意』に向けた楽観的な見方が広がり、安全資産の金は売りが先行した。為替相場でドルがユーロに対して堅調に推移したことも、ドル建ての金先物に割高感を生じさせて上値の重しとなった。
価格帯別出来高では、5,100円近辺でもみ合いながら出来高が膨らんできているが、上値での出来高が多いことから、買いが続くかが注目点となる。また、もう一段下落すると、買い方からの手仕舞い売りも入りやすくなる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの下方で再びシグナルを下抜け寸前となっており、下押しバイアスが続いている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)でも、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きを継続していることから、下押しバイアスが強いことを示している。
東京金の日足では、今までサポートラインとなっていた100日SMAの5,102円を下抜けた。早々に回復するようなら、再び戻り基調になるものの明確に下抜けすると下値模索の展開となる。また、5日SMAの5,111円や10日SMAの5,114円が下向きとなってきていることで、レジスタンスとして意識される。NY金先物市場は、米中通商協議の進展期待やドル高を嫌気した売りが優勢となっている。ただ、米長期金利が低下していることから、大きな押しにはつながっていない。為替市場では、108円台後半での狭いレンジ内での動きが続いているため、東京金の下支えとなっている。
本日の注目点は、100日SMAを回復できるのか、それとも明確に下抜けすることになるのかが焦点となる。また10月2日安値の5,071円が意識される。ただ、明確に下抜けするようなら、200日SMAの4,866円が視界に入ってくる。
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