★5月7日以降の東京金60分足では、雲がサポートラインとして意識される一方で、心理的な節目となっている5,900円がレジスタンスとなるレンジ相場が続いている。このところ値幅の小さいこう着相場となっていることから、上下に大きく振れる可能性が高まってきている。
NY金先物市場は1701.60-1726.50ドルのレンジ相場となった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が講演で、新型コロナウイルス感染拡大による経済ダメージの長期化懸念を示し、安全資産の金に買いが集まった。その後、為替相場でドル高が進むとドル建ての金先物も売りに押されたが、米中対立が解消されていないことや、軟調な株式市場が金相場の下値を限定させた。
価格帯別出来高でも、5,800円台で出来高が膨らんでおり、出来高の多い価格帯を上下に抜けると手仕舞い売買が膨らみやすい。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインから緩やかに上抜けしてきた。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、一旦下落基調となったものの、再び%DがSlow%Dを上抜けてきたことで戻り基調が継続している。そのため、緩やかな戻り基調とはなっている。
東京金の日足では、5日SMAの5,871円、10日SMAの5,854円、25日SMAの5,849円を上抜けており、下押し場面では強力なサポートラインとなりやすい。一方で、いったん下抜けすると強力なレジスタンスとして意識されやすいので注意。このところの心理的節目となっている5,900円を明確に上抜け出来るかが注目される。NY金先物市場は1,700ドル台での値固めの動きとなっている。為替市場では、リスク回避の円買いになりやすいものの、パウエル米FRB議長がマイナス金利導入には否定的な発言をしていることで、過度なドル売り・円買いにはつながりにくい展開となっている。
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