★8月15日以降の東京金60分足では、8月16日高値5,194円を起点として翌17日高値5,167円を結んだトレンドライン(R1)を上抜けしたことで一旦の下落基調は終了した。ただ、24時間SMA(緑線)と120時間SMA(赤線)に挟まれるレンジ相場でもみ合う展開となっている。
NY金先物市場は1503.00-1518.80ドルのレンジ相場となった。金先物価格は欧州のリスク要因が一時的に解消される期待で、マイナス圏に沈む場面もあった。しかし、欧米株式市場が軒並み軟調に推移したことや、ドルがじり安になったほか米長期金利が低下したことで金先物価格に割安感が生じ反発して引けた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯の下方に位置しており、戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』で上値が重くなりやすい。ただ、上抜けするようなら再び上昇基調が継続する。
MACD(パラメータ:14、3、3、20、80)は、ゼロラインの下方からMACDがシグナルを上抜け上昇基調を維持しながら、ゼロラインを上抜けたことで基調が継続している。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きを継続していることで戻り基調が継続している。
東京金の日足では、10日SMAの5,127円がサポートラインとして意識されている一方で、一旦下抜けした5日SMAの5,143円がレジスタンスとして意識され上値を抑える展開となっている。NY金先物市場は、一旦はリスク選好の動きから軟調地合いとなったが、再びリスク回避の動きが強まってきており、再び底堅い展開が予想される。ただ、為替市場では、リスク回避の動きから米長期金利が低下しており、106円台前半での値動きとなっている。そのため、東京金の上値を抑える。
本日の注目点では、5日SMAを再び上抜け出来るのか、それとも10日SMAを下抜けするのかにある。10日SMAを下抜けしてくると、5日SMAも下向きとなり10日SMAとデッドクロスする可能性が出てきて、もう一段の下押しも予想される。一方で、5日SMAを上抜け出来ると再び上昇基調が継続し、8月16日高値5,194円を狙う展開となりやすい。
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