FITS エコノミックレポート

東京金60分足ではネックラインがサポートに!

 

★8月21日以降の東京金60分足では、ネックラインとなる5,181円がサポートとなり反転したものの、24時間SMA(緑線)がレジスタンスとして意識され上値を抑えている。ネックラインや雲の上限がサポートとして意識されやすい。

 

NY金先物市場は1535.30-1554.50ドルのレンジ相場となった。清算値として約6年4カ月ぶりの高値をつけた。独4-6月期GDPが3四半期ぶりのマイナス成長になるなど、米中貿易摩擦の激化を背景とした世界経済の鈍化懸念が強く、安全資産とされる金が買われた。世界各国の緩和姿勢が強まっているなか、金の先高観は根強い。 

 

価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を下抜けしていることから、戻り基調では買い方からの『やれやれ売り』で上値の重石となりやすい。また、所々出来高の少ない価格帯があり、上下に振れやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)では、ゼロラインの手前でMACDが横ばいになってきていることで、ゼロラインがサポートラインとして意識されている。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は売られ過ぎ域から%DがSlow%Dを上抜けていることで、戻り基調となっている。

 

東京金日足では、『十字線』のようなロウソク足となっており、相場に気迷いが出ている。そのため、寄付き後の動向が注目される。下落調整となるようなら、5日MSAの5,153円や10日SMA5,146円で下げ止まるかが注目される。NY金先物市場は世界的に金融緩和方向にあり、押し目では金買い根強い。米長短金利逆転現象も先行きの米景気減速懸念が浮上していることも金の下支えとなる。為替市場では、月末絡みのドル売りが上値を抑えており、106.00円が上値目処となりやすい。

本日の注目点では、高値圏で相場の気迷いとなる『十字線』が出現したことで、下押しした場合は、5日SMAや10日SMAで下げ止まるかが注目される。ただ、世界的な金融緩和や景気減速懸念が強いことから、下押しでは押し目買いが入りやすい。

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