FITS エコノミックレポート

東京金60分足ではもみ合い相場から上放れ!

 

★7月29日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)を挟んでのもみ合い相場から上放れるの展開となった。徐々に心理的節目となる7,000円が視界に入ってきている。ただ、高値圏にあるために、一旦上値が重くなると利益確定売りが出やすい。

 

NY金先物市場は1982.60-2037.10ドルのレンジ相場となった。トランプ米政権と民主党による追加のコロナ対策協議が難航との見方が広がり、NY序盤から安全資産の金に投資家の資金が向かった。為替相場がドル安に傾いたことや米金利の低下なども後押しとなり、金先物は2020ドル台に乗せて本日も史上最高値を更新した。ロンドン市場で1982.60ドルまで売られたが、まもなく反転した。また、米長期金利の低下を受けて2000ドルを再び突破し、一段高となった。米国株式は強い動きを見せたものの、通常取引終了後の時間外取引で2037.10ドルまで買われた。

 

価格帯別出来高では、6,750円近辺でもみ合いながらも出来高が膨らんだことで、利益確定売りを吸収して上昇基調となった。ただ、高値圏で引き続き出来高が膨らむかが焦点となる。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、シグナルを上抜け両線ともかい離幅を広げながら上向きとなっていることから、上昇基調が強いことを示している。一方でストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、買われ過ぎ過熱感が出ていることから、上値が重くなると売られやすい地合いとなっている。

 

東京金の日足では、5日SMA6,718円がサポートラインとなり上昇基調が継続している。押し目待ちに押し目なしの様相となり、上昇基調が継続している。NY金も心理的節目となる2,000ドル台を維持しており、値固めの展開となっている。為替市場では、米長期金利の低下から106円台を維持出来ずに105円台後半での推移となっている。そのため、東京金の上値を抑える展開となりやすい。

本日の注目点では、上値追いの展開となっていることから、売り方に含み損が生じていることで手仕舞いによる買い戻しが入るかが注目される。下押し場面では、5日SMAや10日SMAの6,604円がサポートとなるかも注目される。

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