★6月19日以降の東京金60分足では、24時間SMA(緑線)がサポートとして意識されながら、もみ合い相場が継続している。下値では雲の上限がじり高となりサポートラインとしての意識される。もみ合いながらも、徐々に下値を切り上げながら底堅い展開となっている。
NY金先物市場は1764.10-1779.60ドルのレンジ相場となった。欧州時間からNY序盤にかけて為替相場でドル高が進むと、ドル建ての金先物は売りが先行した。米国で新型コロナ感染拡大への警戒感が高まるなか、安全資産の金の下押しも限定的ではあったが、下げ渋る米国株を眺めながら買いも盛り上がらないまま終了した。アジア市場で1779.60ドルまで買われたが、ニューヨーク市場では1770ドルを挟んだ水準で推移した。換金売りは一巡したとみられている 。
価格帯別出来高では、時間の経過とともに高値圏で出来高が膨らんでいることから、利益確定売りなどを吸収しながらの展開となっている。出来高が膨らんでいることから、利益確定売りが一巡すると上放れする可能性が高まる。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、相場はもみ合う展開となっているものの、MACDは緩やかに低下傾向にある。また、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)も、%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、短期的には下押しバイアスが強まってきていることを示している。
東京金の日足では、高値圏『十字線』となっており相場への迷いが出てきている。ただ、5日SMAの6,028円や10日SMAの5,989円を上回っていることから、短期的には上昇基調が継続している。NY金も、米国で新型コロナ感染拡大への警戒感が高まるなか、底堅い展開が継続してる。心理的節目となる1,800ドルを目前に利益確定売りが出やすい地合いとなっている。しかし、世界的にコロナ感染『第2波』の拡大が懸念されており、金は底堅い展開が予想される。為替市場では、リスク回避のドル買いとリスク選好のドル売りが交錯展開となっている。そのため、106-108円のレンジ相場から抜けなられない展開となっている。
本日の注目点は、短期的には上昇基調が継続していることから、5月19日高値6,133円を目指す展開となるかが焦点となる。下値では、5日SMAや10日SMAがサポートラインとして意識される。
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