★11月25日以降の東京金60分足では、もみ合い相場が続いていたが上抜けする展開となった。先行き一目均衡表の雲も段階的に上昇していることから、底堅く推移する可能性もある。各SMAも緩やかに上昇基調となっていることで、サポートラインとして意識されやすい。
NY金先物市場は1459.10-1472.90ドルのレンジ相場となった。為替相場でドルが対ユーロで高値を更新すると、ドル建ての金先物は売りに押される場面もあった。しかしながら、『香港人権法』を米国が成立させたことで米中対立が再び懸念され、安全資産の金の下値は限定的だった。軟調な感謝祭明けの米国株を眺めながら金先物は買い戻しが優勢となり、そのまま日通しの高値圏で終えた。
価格帯別出来高では、出来高の多い価格帯を上抜けしたことで、もう一段上昇すると売り方からの手仕舞いの買い戻しが入りやすい。上値で出来高が膨らんでくるかが注目される。
MACD(パラメータ:12、26、9)は、ゼロラインの上方でMACDとシグナルがかい離幅を広げながら上昇基調にある。一方で、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)では、売られ過ぎ域から%DがSlow%Dを下抜け両線とも下向きとなっていることから、短期的に下落基調となっている。逆の動きとなっていることから、寄り付き後の動きが重要ポイントとなる。
東京金の日足では、100日SMAの5,113円がサポートラインとなり、5日SMAと10日SMAを上抜けしていることから、短期的には上昇基調は継続している。ただ、上値では25日SMAの5,150円がレジスタンスとして意識され、上値を抑える展開となっている。NY金は米中対立が再び懸念されており、底堅い展開が予想される。為替市場では、リスク回避の展開でも109円台半ばで推移しており、底堅さが意識される。
本日の注目点では、100日SMAと25日SMAに挟まれる展開となっており、上抜け出来るのかそれとも下抜けするのかが焦点となる。もみ合い相場が続いていることから、上下どちらかに振れると大きな動きになりやすい。
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