★東京金の日足では、下値を100日SMA(黒線)5,113円がサポートとなり、下支えしている。また、5日SMA(赤線)の5,117円と10日SMA(黄線)の5,119円を上抜けしていることから、短期的には上昇基調となっている。
一方で、上値では25日SMA(青線)の5,150円がレジスタンスとして意識され上値を抑えられている。また、25日SMAを上抜けしても75日SMA(緑線)の5,170円もレジスタンスとして意識されやすい。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、下値を切り上げ%DがSlow%Dを上抜け両線ともかい離幅を広げながら上向きとなっており、戻り基調を示している。
現在は上値・下値を抑えられるレンジ相場となっている。そのため、基本的には上下どちらかに放れるまでは様子見姿勢となる。ただ、ストキャスティクスでは上昇基調を維持していることから、上放れする可能性の方が高そうだ。
外部要因でも米中貿易協議や香港デモ問題、英議会選などのリスク要因がある。一方で、今週末の米11月雇用統計が公表される。例年、年末の雇用統計については、年末商戦向けの臨時雇用が支援材料となりやすい。加えて今年は米自動車会社のGMでの大規模ストライキ終了や、米中貿易協議の部分合意期待などが、米国の雇用にプラス要因となる。そのため、米雇用統計が改善を示す可能性がある。そうなると、リスク選好のドル高や米長期金利に上昇が見込まれ、金が売られやすい展開となる。しかし、雇用統計が強すぎる数字になると、米長期金利が急上昇する可能性や、FRBの追加利下げ期待の後退から、米国株の大幅調整などからリスク回避の円買い・金買いにつながる可能性もある。
よって、一方的なポジション積み上げの動きは見送られ、今週末まで方向感を欠くレンジ相場となる可能性もある。
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