FITS エコノミックレポート

東京金は雲の中を迷走中!

 

★東京金の一目均衡表日足では、6月10日に雲の上限上抜けに失敗したことで、上値が重くなり転換線5日(茶線:オリジナル線)攻防の展開となっている。ただ、下ヒゲを伴った陽線が続いており、下押し場面では押し目買いが入っていると思われる。

雲の上限と下限が徐々に低下していることから、レジスタンスとして意識されると上値を切り下げる展開となるので注意が必要。

転換線9日(赤線)がわずかに基準線(青線)を上抜けしてきている。好転するには基準線も上向きになる必要がある。一方で、52期間の高安の中心値である先行スパン2当日線(灰線)がわずかに下向きとなってきたことは気になるところである。

26期間遅行する遅行線(緑線)はロウソク足を上抜けする『好転』となっており、現在は上昇基調を維持している。26期間先の先行スパンでは、先行スパン2が低下傾向となり先行スパン1とネジレを作る様相となっている。先行スパン1が上向きとなって先行スパン2を上抜け出来るようなら強い相場となる。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は高値圏で%DがSlow%Dを下抜けてきていることから、上向きバイアスが一旦鈍化傾向ととなっている。

現在は雲の中を迷走してるような状況となっていることから、投資判断とすれば『様子見』となる。ただ、このままの値位置で推移するならば、数日後には雲の上限を上抜けする展開となる。上昇基調が継続していたことから、利益確定売りも入りやすく一巡するまでは上値の重い展開が予想される。ただ、雲の下限や先行スパン2当日線を次々と下抜け、転換線や基準線まで下抜けるような地合いとなると再び下値模索の動きとなりやすい。現在のもみ合い相場では上下どちらに動いても不思議ではないことから、様子見となる。

 

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