FITS エコノミックレポート

東京金の60分足では夜間取引で雲のネジレ!

 

★東京金60分足では雲の下限を挟んでもみ合い相場が続いている。一時雲の下限を下抜けたものの、240時間SMA(茶線)がサポートラインとなり戻り基調となったが、戻り上値も重い展開が続いている。徐々に雲の厚みが薄くなり、雲のネジレも夜間取引にあることから、欧米市場で相場の加速や反転など節目となりやすい。

 

NY金先物市場は1409.30-1421.60ドルのレンジ相場となった。新規の手がかり材料が乏しく先週末の終値を挟んでの小動きに始終した。為替市場でドルが対ユーロで買いが優勢となり、金の上値が圧迫されたが、引き続き米早期利下げ思惑を支えに下値は堅い。 

 

価格帯別出来高では、出来高が最も多い価格帯を上回っているものの、上値でも出来高があり戻り場面では買い方からの『やれやれ売り』により上値の重石となりやすい。

 

MACD(パラメータ:12、26、9)は、ほぼゼロラインと平行の動きとなっていることから、明確なトレンドは出ていない。ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きを維持していることから、戻り基調は継続している。

 

東京金の日足では、高値圏でもみ合いとなっているものの、5日SMAの4,881円、10日SMAの4,880円を上抜けしていることから、短期的には強い相場が続いている。NY金も1,400ドル台を維持しており、底堅い展開が継続している。為替市場では、ドルインデックス指数が強いことから、ドルの下支えとなっている。ただ、ドル/円に関しては108円台を割れて107円台後半で推移しているものの、円高が急速に進むような相場展開とはなっていない。

 

高値圏でもみ合い相場となっているものの、5日SMAと10日SMAが下値支持ラインとなっており、短期的には上昇基調は継続している。本日も維持できるかが注目される。

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