FITS エコノミックレポート

東京金の日足では5日SMAに注目!

 

★東京金の日足では、夜間取引で下落調整となったものの、5日SAM(赤線)4,868円がサポートとして意識され下ヒゲを伴って戻る展開となった。5日SAMが10日SMA(黄線)を上回り、両線とも上向きを維持していることから、短期的な上昇基調は継続している。また、25日SMA(青線)も緩やかに上向きとなっていることで、中期的にも上昇基調は継続している。

5月31日安値4,493円を起点として6月18日安値4,645円を結んだトレンドライン(S1)の上方に位置していることかも上昇トレンドは維持している。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、高水準から一時%DがSlow%Dを下回り下落基調となったものの、わずかであるが%DがSlow%Dを上抜け回復してきている。

DMI(パラメータ:14)は、現在の相場が上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを計るためのテクニカル指標である。2つのDIは逆相関関係にあり、+DI(赤線)が上昇すれば-DI(青線)は下降し、+DIが下降すれば-DIは上昇する特性がある。また、ADX(緑線)はトレンドの総合的な強さを測定するためのものである。

現在+DIは下向きとなっているものの-DIも緩やかに下向きを維持している。また、ADXは上昇基調を維持していることから、トレンドが持続していることを示している。そのため、トレンドは継続しており調整的な下落となっていることを示している。

総合すると、現在は上昇基調の中の短期的下落調整となっている。そのため、投資判断は『買い』または『継続』となる。そのため、18年8月16日安値4,112円を(A)、19年2月20日高値4,789円を(B)、19年5月29日安値4,487円を(C)として一目均衡表の値幅観測論の計算値では、N計算値:5,164円、V計算値:5,091円、E計算値:5,466円、NT計算値:4,862円となる。また、NT計算値は達成している。

投資判断を変更するシグナルとしては、10日SMAを下抜けさらにS1を下抜けするような動きとなり、5日SMAが10日SMA下抜けするデッドクロスするような動きが反転の兆しとなる。その際、ストキャスティクス・スローでは、%DがSlow%Dを下抜け両線がかい離しながら下向きとなる。また、DMIでは+DIが下向きとなり-DIが上向きとなって、ADXが下落基調になっていることが確認できる。下値では、25日SMAの4,724円が一旦の下値目処となる。下げ止まらなければ、100日SMAの4,641円や75日SMA4,633円が下値目処として意識される。

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