FITS エコノミックレポート

東京金の日足では雲の上限を意識!

 

★東京金の一目均衡表日足では、雲の上限がレジスタンスとして意識されており、上抜け出来るかが焦点となる。

転換線5日(茶線:オリジナル線)は上向きを維持しており、短期的に上昇の勢いが強いことを示している。転換線9日(赤線)基準線(青線)は同値と緩やかに上昇基調となっているが、徐々に転換線9日の上昇基調が強まることから、近日中に基準線を上抜けする『好転』となる可能性が高い。

26期間遅行する遅行線(緑線)は、ロウソク足を上抜け『好転』したものの、上値には雲の上限が位置していることから、レジスタンスとして意識されるか可能性もある。一方、26期間先の先行スパンでは、先行スパン1が先行スパン2に対して近づいてきていることで、上昇基調が継続するようなら先行スパン1が先行スパン2を上抜けする可能性が高まっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)には、やや過熱感が出てきており%Dも勢いが鈍化してきていることから、一旦上昇バイアスが低下してきていることを示している。ただ、モメンタム系オシレータであるストキャスティクスは、トレンド発生時にはダマシが発生しやすく上方に張り付くことも多くある。そのため、下落する動きを見せても、それが押し目買いのタイミングとなることもある。

 

今後の注目点では、雲の上限を上抜け出来るかが最大の焦点となる。もみ合い相場となっても、先行き雲の上限が低下傾向にあることから、現状の値位置を維持するようなら、雲の上限を上抜けする可能性が出てくる。そのため、投資判断は『様子見』とする。雲の上限を上抜けしてくると、売り方からの手仕舞いの買い戻しが入やすく、上昇トレンドを維持する一方で、利益確定売りに押され雲の下限を下抜けするようなら、再び売り方の勢いが強まる。短期的には、ちょうど相場の節目に位置していることから、慎重に見極める必要がある。

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