★東京金と東京白金の1月6日を100として分析する。年初は東京白金の方がパフォーマンスの良い場面もあった。ただ、東京白金は1月20日の106.33がピークとなり、東京金のパフォーマンスと同様の動きとなった。
しかし、2月20日以降は東京白金は失速する一方で、東京金は2月21日から27日まで高値もみ合いとなる展開となった。
そして、2月27日以降は東京金も東京白金と共に下落基調となった。
3月17日には東京金が下げ止まり、遅れて3月19日には東京白金も下げ止まる展開となった。
しかし、気が付けば東京金と東京白金のパフォーマンスは雲泥の差となった。
新型コロナウイルスの世界的な感染の拡大で、東京金は安全資産としての買いが入る一方で、東京白金は世界景気の減速懸念が強く工業品としての金属として売られたものと思われる。
その後も、東京金は年初の100を上回る展開を維持しているものの、東京白金は75前後で底這い状態となっている。
世界各国で都市封鎖や緊急事態宣言が発せられ、経済活動が麻痺する展開となっている。そのため、自動車などの販売が低迷する展開となっており、東京白金の買い材料が乏しく低迷している。
今後、徐々に経済活動が再開され、自動車販売が上向きになるようなら、東京白金の買い材料となり得る。
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