FITS エコノミックレポート

★東京白金の中期トレンドを示す週足では、緩やかに下向きとなっている26週SMA（青線）の2,828円を上抜けしてきた。一方、緩やかに上向きのサポートラインとして意識されている13週SMA（赤線）が徐々に26週に近づきゴールデンクロスする可能性が高まっている。

ただ、上値では2月21日週の直近高値3,617円と3月20日週の直近安値1,843円を結んだフィボナッチ・リトレースメントでは、61.8％戻しの2,939円がレジスタンスとして意識される。さらに、52週SMA（緑線）3,013円もレジスタンスとして意識されやすい。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）では、高水準で％DとSlow%Dは横ばいとなっており、一旦トレンドレスの状態となっている。

今週は東京白金がレンジ相場から上抜け出来るかが焦点となる。ただ、レンジ相場の上限では何度も押し戻される展開となっていることから、ここからが相場の節目となる。また、13週SMAが26週SMAとゴールデンクロスする展開となるようなら、一転して26週SMAもサポートラインとして意識され下値を切り上げる展開となりやすい。