★東京原油の中期トレンドを示す週足では、1月20日週の直近高値45,320円から下落基調が継続していた。しかし、先週末には下向きの13週SMA(赤線)をわずかに上抜けしてきたことで、相場の節目にきている。
明確に13週SMAを上抜けできるのか、それとも再び押し戻されるのかがポイントとなる。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、売ら過ぎ域から%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きを維持している。
ストキャスティクスは下値を切り上げる展開となった一方で、価格は下押しする強気のダイバージェンスからの戻りとなっている。
テクニカル的には、戻り基調が継続している。
ただ、トランプ大統領は「中国は香港の自治を守る約束を破った。『一国二制度』を『一国一制度』に置き換えた」などと述べて香港への優遇措置を見直す方針を示すなど、米中関係悪化懸念が強まる可能性が高い。
米国では黒人の暴行死事件をきっかけとした同時多発デモが広がっており、米国社会が大きく揺れている。トランプ米政権は新型コロナウイルスとの闘いに加え、中国、さらに国内デモという問題を抱えている。そのため、経済活動の正常化を期待して広がっていた市場の楽観ムードも変わる可能性がある。その場合は、株安・原油安などの動きにつながりやすい。
今週は東京原油にとっての中期的トレンドの節目にあるので、13週SMAとの動きに注意が必要となる。
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