★東京原油の日足では、6月6日の安値がサポートとして意識されていたものの、下抜けると加速的に下落基調が強まった。ただ、8月8日の安値34,280円が底値となり、一旦の戻り基調となっている。
しかし、5日SMA(赤線)の35,936円がレジスタンスとして意識され、押し戻される展開となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、7月2日の高値から7月12日には高値を上抜けしたものの、ストキャスティクスでは上値を切り下げるダイバージェンスとなり、その後大きな下落基調となった。その後も上値・下値を切り下げる展開が続いている。ただ、売られ過ぎ圏で%DがSlow%Dを上抜けしてきており、一旦の戻り基調を示している。
まとめると、一旦戻り基調となっているものの、5日SMAがレジスタンスとして意識され、上値の重い展開となっている。そのため、上抜けできるのかそれとも押し戻されるのかを見極めるまでは、『様子見』スタンスとしたい。押し戻されると再び8月8日安値34,280円が意識される。一方で、5日SMAを上抜けると、6月6日の安値36,840円や10日SMA(黄線)の37,637円がレジスタンスとして意識されやすい。また、25日SMA(青線)は抵抗帯として今まで意識されていたことから、戻り基調では上値の重石となる。米中貿易摩擦激化懸念から、世界的な景気減速懸念が高まってきたことで、原油の戻りも限定的となりやすい。
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