FITS エコノミックレポート

★東京ゴムRSS3のボリンジャーバンド（パラメータ：21、±1σ、±2σ、±3σ）の日足では、バンド幅が縮小するスクイーズから±3σのバンド幅が拡張するエクスパンションの状態となっており、上昇の勢いが強いことを示している。

21日SMA（黒線）も上向きとなっており、中期トレンドも上昇基調を示している。

ただ、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）では、％D：93.41、Slow%D：92.67とかなり買われ過ぎ過熱感が出ている。そのため、売りシグナルと読むこともできるが、明確なトレンドの発生中は高水準で張り付くダマシが発生しやすいので、過熱感だけで売りシグナルとするのには注意が必要となる。

トレンドの変化の兆しを読むには、マイナス3σがポイントとなる。現在はマイナス3σも外側に広がっている。上昇の勢いが鈍化すると、まずはマイナス3σが横ばいから内向きに縮小する。そのため、マイナス3σの動向を注視する必要がある。さらに、プラス3σが横ばいから内向きになると、トレンド展開が明確になりやすい。

そのため、現状は上昇基調が強いので逆張り売りは注意が必要となる。

8月中旬には、雲のネジレがありトレンドの加速や反転など相場の節目になりやすい。