FITS エコノミックレポート

★日経225に日足では、200日SMA(紫線）の22,295円がレジスタンスとして意識されたように見えるが、実は260日MSA（茶線）の22,448円がレジスタンスとなり上値を抑えている。

本日は引けにかけて利益確定売りに押され、200日SMAを下回って終了したことが気になるところである。

260日SMAを上抜けると、75日SMA（緑線）22,558円やダブルボトムネックラインとなる11月8日高値の22,583円がレジスタンスとして意識される。また、ネックライン近辺では、利益確定売りも出やすく上値を抑える可能性もある。

ただ、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、％Kと％Dがかい離幅を広げながら両線とも上向きとなっていることから、戻りの勢いは継続している。

明日もこの260日SMAやネックラインがレジスタンスとして意識されるものの、上抜け出来ると安値を切り上げるダブルボトムのため、本格的な戻り基調となりやすい。ただ、22,500円付近では買い方からの『やれやれ売り』も多いことから、簡単に上抜け出来るか疑問である。また、日経225は5連騰していることからも、上値が重くなるとすかさず利益確定売りが入りやすい。