FITS エコノミックレポート

★日経225の日足では、25日SMA（青線）がサポートとして意識されながら、上昇基調が継続している。2月26日に前日比1,202円下落した際に一時25日SMAを下抜けしたが、翌日には回復するなど強い相場は続いている。

ただし、短期的には下向きの5日SMA（赤線）の29,530円や10日SMA（黄線）の29,802円がレジスタンスとして上値を抑える展開になっている。

また、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）でも、％DがSlow％Dを下抜け両線とも下向きとなっていることで、下押しバイアスが強いことを示している。

一方で、25日SMAや75日SMA（緑線）は上向きを維持しており、中期的な上昇基調が継続している。

3月は決算対策による利益確定売りや持ち合い解消での売りも出やすいため、上値が重くなりやすい。しかし、2014年以降の4月では2020年以外は全て外国人投資家の買い越しとなっている。3月の安値で押し目買い狙いもポイントになることが多い。

反落のシグナルとしては、25日SMAを明確に下抜けすることがポイントとなり、25日SMAを維持しているうちは上昇基調が継続している。