★日経225の日足では、一部メディアが『安倍首相は持病が悪化したことなどから、国政に支障が出る事態を避けるために辞任の意向を固めた』と報じた。そして、この報道を嫌気して日経225が大幅安となり一時600円超の下落幅となった。
そのため、5日SMA(赤線)と10日SMA(黄線)を一気に下抜けした。そして、一時25日SMA(青線)の22,778円を下抜けする展開となった。しかし、引けにかけて25日SMAを回復して終了した。
日経225は、基本的には下限21,700円程度から、上限23,400円程度のレンジ相場となっている。現在はレンジ相場の上限近くまで上昇していることから、売り材料が浮上すると下落調整しやすい地合いとなっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、価格は上値切り上げでも%DとSlow%Dは上値を切り下げるダイバージェンスとなっており、調整下落しやすい地合いとなっている。
まとめると、週明けに25日SMAを維持できるかが注視される。25日SMAを下抜けすると、ストキャスティクスでもダイバージェンスが発生していることで、下押しバイアスが強まる可能性が高い。一方で、週明け早々に5日SMAと10日SMAを回復出来るようなら、押し目相場だったこととなり、売り方からの買い戻しも入りやすく再び上昇基調に戻る可能性がある。
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