★6月14日にラマダン終日を向かえるため、株式市場ではラマダン明け後にオイルマネーが再び流入して株価が上昇するというアノマリーがあります。しかし、ラマダン期間は株価下落、空け後に上昇説はすでに過去のもので、必ずしもそうなっていません。要因としては、近年は原油価格が下落しオイルマネーが急速に細っているからと言われています。どちらにしても、今日から中東マネーが動き出すので、相場の動向を見ていく必要がある。
本日の焦点は、週末NYダウが84ドル下落し、大証日経225先物でも50円安の22,780円で終了している。そのため、下落してスタートする可能性が高い。午後から欧州勢が参入してくることから、5日線(赤線)22,848円や10日線(黄線)22,740円を維持出来るかにある。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、3、3、20、80)は、%K:85.25、%D:87.04とやや過熱感があることや、%Kが%Dを下抜けし始めていることから、本日下落して終了すると下落調整局面となりやすい。ただ、ストキャスティクスはトレンドが発生している場合、高値圏でダマシが多発するので注意が必要となる。
前週末は前日ロウソク足に対して高値圏で『はらみ線』となっていることから、相場の転換点となる可能性もある。
ただ、外国為替市場では110.6-70円とドル/円が底堅く推移していることから、大きな下落調整にはなりにくい。また、日本ではボーナス商戦を控えて円高局面では輸入企業からのドル買いが入りやすくなり、底堅い展開となりやすい。
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