FITS エコノミックレポート

日経225の超長期トレンドはどうなっているのか!

 

★日経225の超長期トレンドを示す年足では、ダブルボトムのネックラインとなった2007年高値1万8261.98円を2015年に上抜けしてからの上昇基調が継続している。

ネックラインを上抜けしてからはサポートとして意識され、2016年、2017年、2020年では下支えする展開となった。

2年SMA(赤線)5年SMA(青線)10年SMA(緑線)は上向きとなり、並びも上から2年-5年-10年の順番になっていることで上昇トレンドが継続していることになる。

一方で、出来高が株価に先行するという見方から、VR(ボリュームレシオ)で分析する。上昇トレンドの高値圏で株価は前回の高値を上抜けたが、VRは前回の高値時の水準を超えずに減少していることから、弱気のダイバージェンスが起きていることになり先行き反落する可能性が高まっている。

また、ロウソク足は『下ヒゲ陽線』となっている。現在が高値圏上位とするのであれば、相場の上昇期にあるため思わず飛びつき買いをしがちだが、飛びつくと高値づかみとなりやすい。その形状から『首つり線』とも言われている。ただ『下ヒゲ陽線』の判断が難しいのは、現れた場所により意味するとこが全く反対になる。下値攻めに失敗して急反発して引けて形であり、上昇途上に出た場合は続伸の可能性も高い。

まとめると、移動平均線から判断すると上昇基調が継続している。しかし、VRでは2017年がピークとなり、価格は上昇しているもののVRは徐々に低下している。そのため、上昇モメンタムは強いものの、出来高指標からは下押しバイアスも掛かっている。過去の動きからすると高値圏からの急落に警戒する必要がある。

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