FITS エコノミックレポート

日経225の日足では雲下限を意識!

 

★日経225の日足では、10月6日安値を起点として12月1日の安値を結んだトレンドライン(S1)と9月14日高値を起点として11月16日高値を結んだトレンドライン(R1)では、下値を切り上げ・上値を切り下げる三角持ち合いの様相となっている。

一目均衡表の日足では、雲の下限がレジスタンスとして意識され、先週末は雲のネジレで基準線(青線)を下抜ける展開になった。ただ、転換線(赤線)28,248.45円が横ばいになったことで、サポートとして意識される。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、低水準から%DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きを維持していることから、上昇基調は継続している。

雲の下限に押し返されるなど上値は重いものの、ストキャスティクス・スローは上向きバイアスは継続している。そのため、雲の上限を上抜ける動きになるのか、それとも転換線に向けて下落するのかが注目される。

先行きは12月16日前後に雲のネジレがあり、トレンドの加速や反転など相場の節目になりやすい。一方で三角持ち合いの中で、徐々に値幅が縮小してくる可能性もある。

今週は14-15日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されるほか、米11月生産者物価指数(PPI)、11月米小売売上高などが発表される。また、週末には米国の4つの取引が同時に期限を迎える『クアドルプル・ウィッチング・デー』となり、米株式市場の取引量が増加することで警戒した決済が増加しやすい。そのため、今週前半から米国株が暴騰・暴落しやすい地合いとなっている。

 

米国株式市場が荒れ相場になると、それに連れて日経平均株価も上下に大きく振れやすくなりので注意が必要となる。

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