FITS エコノミックレポート

日経225の中期トレンドは強い相場を維持!

 

★日経225の中期トレンドを示す週足では、1月11日週から200週SMA(紫線)を上抜けたことで、サポートラインとなりレンジ相場の下限として意識されている。また、レンジの上限として4月26日週の高値22,362円がレンジ相場の上限として意識される展開が続いていた。そのレンジ相場の上限を上抜けしたことから、強い相場が継続継続している。

トレンドラインでは、8月30日週の安値20,173円を起点として、10月4日週の安値21,276円を結んだトレンドライン(S1)を上回っており、上昇基調は継続している。

 

移動平均線では、上からロウソク足13週SMA(赤線)26週SMA(青線)52週SMA(緑線)と上昇基調の順番になっており、各SMAが上向きとなっており、強い上昇基調が続いていることを示している。

 

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、%D:95.98、Slow%D:91.87と過熱感は出ているが、明確な上昇トレンドが発生している際は、モメンタム系オシレーター(RSIやROC、RCIなど)であるストキャスは売りシグナルが連続してしまうので注意が必要である。こういう明確なトレンド発生時には、トレンドフォロー系である移動平均線の変化やロウソク足などの変化を見極める必要がある。

 

まとめると、中期トレンドでの投資判断は『買い』または『保有』となる。現状では、下落する兆しは見られない状態である。そのため、2018年1月26日週高値24,129円や同年10月5日週高値24,448円が上値目標値となる。

一方で、投資判断を変更するシグナルとすれば、日経225は高値圏で小陰線の連続や上ヒゲ中陰線が出たら変化の兆しとなりやすい。現在は利益確定売りを吸収しながら小陽線が連続しながら上昇している。こういう相場は底堅い展開となりやすい。また、再び22,362円のレンジ相場の上限を下回るようなら、下値模索の動きとなりやすい。

こういう相場は逆張りしたくなるが、相場が上昇したがっている中での逆張りは損を大きくしやすい。そのため、相場にブレーキ痕が出るような陰線が出るまでは順張りが正当な戦略となる。ただし、過熱感があり高値圏にあるといことは注意しておく必要がある。急ブレーキが掛かった場合は、黒田日銀総裁のように『躊躇ない投資判断』が必要で、ストップロスは早めに入れる必要があり、事前に想定しておく必要がある。

 

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