FITS エコノミックレポート

日経225の中期トレンドでは上値の重い三角持ち合い!

 

★日経225の中期トレンドを示す週足では、9月17日週高値30,795.78円を起点として11月19日日週高値29,960.93円を結んだ上値を切り下げるトレンドライン(R1)。8月20日週安値26,954.81円を起点として10月8日週安値27,293.62円を結んだ下値を切り上げるトレンドライン(S1)。R1とS1の間では三角持ち合いの様相となっている。翌年3月中には三角持ち合いの頂点となってしまうことから、それまでには上下放れの展開が予想される。

SMAでは、13週SMA(赤線)は下向きとなり26週SMA(青線)52週SMA(緑線)を下抜けるデッドクロス寸前になっており、弱い相場展開となっている。そして、各SMAがレジスタンスとして意識され上値を抑えられる展開になっている。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、上値・下値を切り下げ%DとSlow%Dの両線は下向きとなっており、下押しバイアスが強いことを示している。

パターン分析では、ダブルトップ的な様相となっており、10月8日週安値27,293.62円がネックラインになっている。三角持ち合いから上下に放れた場合の上値目処と下値目処では、ネックラインと9月17日週高値の値幅の3,502.16円が参考になる。

上放れした場合は、9月17日週高値30,795.78円に3,502.16円を加えた34,004.32円が上値目処として意識される。一方で、下放れした場合は、10月8日安値26,954.81円から3,502.16円を差し引いた23,791.46円が下値目処として意識される。下値目処とすれば、200週SMA(紫線)の23,889.08円も意識される。

 

現在はR1を上抜けするのか、それともS1を下抜けするのかを見極める必要がある。それまでは、三角持ち合いの中の餅つき相場のような上下に振れる展開が継続しそうである。

 

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