★日経225の日足では、25日SMAの29,364円を下抜けたものの、中途半端ところで下げ止まっているように見える。しかし、サポートとして意識され下げ止まっているのである。
このサポートとして意識されているのは、一目均衡表の52期間の高低の中心値である先行スパン2当日線(茶線)の28,538円である。
この先行スパン2当日線を下抜けると雲上限の28,000円前後がサポートとして意識される。
転換線(赤線)が基準線(青線)に向かって下落基調となっていた。しかし、転換線は基準線の手前で横ばいとなり、基準線を下抜けは回避している。
しばらくは、基準線と先行スパン2当日線の間でどちらに放れるかが注視される。
ただ、このままレンジ相場が続くと、3月中旬以降に雲の中に入り込む可能性がある。また、遅行線(緑線)も、このままでは26期間遅行するロウソク足を下抜けることになる。
そのためには、2月16日の高値30,714円を上抜けしてくる必要がある。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、低水準で%Dが横ばいになってきており、下落のモメンタムが後退していることを示している。
まとめると、現在は先行スパン2当日線がサポートとして意識され下げ止まっているものの、上値では基準線や転換線がレジスタンスとして意識されている。ただ、雲が近づいていいることや、遅行線で相場の節目が近づいていることから、上下どちらかに放れる可能性が出てきている。ストキャスティクスでの動きでは、下落のモメンタムが鈍化していることから、上放れする可能性もある。一方で、米長期金利の上昇が続くようならば、米国株の下落調整となり日経225への影響も出てくる。
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