FITS エコノミックレポート

日経225ではレジスタンスを上抜け出来るか!

 

★本日の日経225は、先週末の米国株の大幅反発を意識した動きになる。日経225の日足では、下向きの5日SMA(赤線)の26,923.74円20年8月20日安値26,954.81円がレジスタンスとして意識され、上値の重石になりやすい。

また、上抜けしても下向きの10日SMA(黄線)の37,397.19円がレジスタンスとして意識される。

ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%D:13.10%、Slow%D:13.37%と売られ過ぎ過熱感はあるものの、下落トレンドが継続するようならダマシになる可能性もあるので注意が必要となる。

 

ただ、先週末大証の日経先物の3限では40円安の26,670円で引けていることから、上値の重さも意識される可能性がある。

 

本日を含め今週は戻り基調になるのか、それともレジスタンスが意識され押し戻される展開になるのかが焦点になる。今週は米国1月の雇用統計やISM製造業・非製造業景気指数を受けて、3月の米FOMCで開始予定の利上げ幅や利上げペースを見極めていく展開が予想される。

 

世界の金融市場では、米FRBが3月にも利上げに動く公算で、金融緩和が支えてきた構図は転機を迎えたことで、投資家がリスク回避に動いている。特に、ハイテク株や低格付け債の下落が目立ち、緩和資金が押し上げた市場の風景の変化と一段の不安定さが増している。MSCIの全世界株価指数(ACWI)は6%下落し、19%上昇した21年の3分の1が消えた計算になる。さらに、投資家心理を示す米国株の変動性指数(VIX)は足元で20台後半と、不安心理が高まった状態とされる目安の20を大幅に上回っている。

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