★日米金利差だけがドル/円相場の変動要因ではないが、少なくとも日米金利差が拡大すれば円安要因となり、縮小すれば円高要因となっているのは確かである。
日米2年債金利差(赤線)と日米10年債金利差(青線)からドル/円(黒破線)でみて見る。
2019年に入ってからの日米金利差は1月18日の2年債金利差2.786%、10年債金利差2.779%がピークとなった。その後は徐々に金利差が縮小する展開となり6月11日終了時では、2年債金利差2.119%、10年債金利差2.255%とピーク時からそれぞれ2年債金利差▼0.667%、10年債金利差▼0.531%縮小している。
トレンド的にも上値・下値を切り下げる展開が続いており、日米金利差の縮小傾向が続いている。そのため、ドル/円も日米金利差縮小に伴って、円高基調が継続している。
今後も日米金利差の縮小が続くようなら、円高進行リスクが高まる。また、昨晩もトランプ大統領が『米政策金利はあまりにも高い、馬鹿げた量的引き締めに追い打ちをかけている』などFRBに利下げを催促するような発言をしており、日米金利差が拡大するよりも縮小するリスクが高まっている。
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