★日米2年債金利差(青線)と日米10年債金利差(赤線)からドル/円相場を見てみると、基本的には日米金利差拡大は円安、日米金利差縮小は円高基調となりやすい。4月22日が日米金利差拡大がピークとなり、その後は縮小傾向となり先週末には2年債金利差2.315%、10年債金利差2.398%まで縮小している。フラッシュ・クラッシュが起きた1月3日では2年債金利差2.522%、10年債金利差2.557%だった。それよりも日米金利差は縮小傾向にある。
リスクは、日米金利差が上下を繰り返しながらも上値・下値を切り下げて縮小傾向となっていることである。
日本の国債金利は日銀による長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)によって狭いレンジ内での動きとなっている。そのため、米国の金利動向が日米金利差を決定する要因となっている。今後のドル/円相場を予測するには米国債金利の動向が重要なポイントとなる。
要するに、日米金利差が拡大基調に戻らない限り、円安進行も限界があるということである。注意点としては、週末に日米金利差が急速に縮小・拡大した場合、参加者の少ない週明けのオセアニア市場で、波乱含みの為替相場となりやすい。そのため、週末NY市場の米国債の金利は重要ポイントとなる。
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