★日米金利差とドル/円相場動向では、日米金利差が拡大すると円安になりやすく、縮小すると円高になりやすい。ただ、本邦輸出入企業や機関投資家などの実需要因で完全に連動しているわけではないが、タイムラグはあるものの日米金利差の縮小と拡大にドル/円は概ね連動する動きとなっている。
このところの米国の金利低下により日米金利差は縮小傾向にあった。そのため、為替市場でも円高基調が続いていた。
今年の1月3日にフラッシュ・クラッシュが起きたが、当時の日米金利差は2年債で2.522%、10年債で2.557%まで縮小した。その時にドル/円は瞬間の暴落となった。
それでは、5月16日の日米金利差は、2年債で2.348%、10年債で2.453%まで縮小している。しかし、ドル/円は109円台後半で推移している。
日米金利差がこれ以上縮小すると、1月3日のようなフラッシュ・クラッシュが何時起きても不思議ではない状態となっている。
日本の金利がほぼ固定されていることから、円安基調に戻るには米国の金利上昇が必須となる。
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