FITS エコノミックレポート

新興国三通貨クロス円の相対比較!

 

★2020年1月2日を100としてトルコリラ/円(赤線)南アランド/円(青線)メキシコペソ/円(緑線)を相対比較する。総じてメキシコペソ/円が他の通貨より戻り基調が強かったが、1月29日に南アランド/円がメキシコペソ/円を超える戻りになった。

過去のパフォーマンスからすると、相関性が高い中で南アランド/円の買われ過ぎとメキシコペソ/円の出遅れのような動きになっている。

一方、トルコリラ/円は、昨年11月5日67.18%がボトムとなり、トルコ中銀による利上げもあって戻り基調が続いていた。しかし、エルドアン大統領が突然にトルコ中銀総裁と副総裁を更迭したことで、トルコ中銀への信頼が失墜したことで、トルコリラ売りに押された。4月15日の金融政策決定会合までは、上値の重い展開が続く。

南アランド/円とメキシコペソ/円のボラティリティは小さくなり、徐々に上値を切り下げる展開が続いてる。しかし、トルコリラ/円は、戻り基調では緩やかな戻りになるものの、下落時のボラティリティが高いことから、リスクの高い状態となっている。

南アランド/円とメキシコペソ/円は、右上がりのトレンドから押し目買い狙い通貨となっている。一方、トルコリラ/円は深押し時の押し目買い狙いとなり、ピンポイントの取引狙いとなる。

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