★CFTCの投機筋のNY金建玉(赤線)で6月9日付けでは、ネット買越残高で208,613枚と前週比▲10,421枚と大幅に減少した。
ネット買越残高は2月18日付けの353,649枚がピークとなり買越残高は減少傾向が続いている。
過去の値動きでは、買越残高が増加すればNY金(青線)は上昇しやすく、減少するとNY金は下落しやすい展開となっていた。
そのため、2月18日以降は下落基調が続いていることから、NY金は下落基調を強める展開となっても不思議ではないはずである。
確かにNY金は3月6日以降一時大きく下落したものの、3月19日以降は再び上昇する展開が続き、高値圏でもみ合う展開が続いている。
要するに今の金の上昇は投機筋の買いよりも、実需的な買いが勝っていると言える。
NY金と東京金(黒破線)も比較してみると、ほぼ連動した値動きになっていることが分かる。NY金が底堅い展開が続いていることから、東京金も同様の展開となっている。
注目する点では、CFTCの投機筋による金の買越残高が増加する展開になると、金価格も上値追いの展開になりやすいことになる。これだけ急速に買越残高が減少しているにもかかわらず、金価格の値持ちが良いことから今後の投機筋の動きには注意が必要となる。
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