★日経225をTOPIXで割るNT倍率が拡大していることが市場の注目点となっている。この状況は、日経225が割高、TOPIXが割安の状態となっていることを示している。先週は大陽線となり、日経225割高感が強まる一方でTOPIXの割安感が強まった。これは指数が先行しているものの、個別銘柄が上昇してこない状況となっている。そのため、日経225がTOPIX指数以上に下落するか、それともTOPIX(個別銘柄)が日経225以上に買い戻され指数の調整をしてくるかに注目が集まっている。
2015年以降のNT倍率は大雑把にみると下限が12.2倍、上限が12.6倍でのレンジ相場となっているが、6月22日終値では12.9倍と大幅にレンジを上抜けしている。そのため、近日中に調整的な動きとなりやすい。
6月末の1週間前後は、日本独自のボーナス支給月となり、ブランド物の購買力が強まる月である。特に今年は日本経団連が公表した集計では、大企業の夏季賞与・一時金は前年比6.71%増の96万7386円と過去最高の伸びとなっている。そのため、輸入企業が月末にかけて決済資金の手当てとして円売り・ドル買いが入りやすく、円安になりやすい時期となっている。円安は日本株にとっても、支援材料になりやすい。今週から2週間の為替市場の動向次第では、TOPIXが日経225を上回る伸びとなりやすいので、注視される。
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