★ランド/円はアフリカ諸国に無関心だったトランプ政権から、バイデン民主党政権に代わることで最近は堅調地合いを維持している。そして、24日にオバマ政権時はアフリカ諸国担当の国務副長官だったグリーンフィールド氏が次期国連大使に指名されたことも好感され、南アランド/円は強含み推移となっている。
南アランド/円では、20年4月6日安値5.415円を起点として8月10日安値5.960円を結んだトレンドライン(S1)がサポートとなり、下値を切り上げる上昇基調が継続している。
19年12月30日高値7.830円と20年4月6日安値を結んだフィボナッチ・リトレースメントでは、50.0%戻しの6.623円を上抜けしたことで、戻りの勢いは継続している。
しかし、61.8%戻しの6.907円がレジスタンスとして意識され上値を抑えられる展開となっている。
先週末に大格付け会社の2社が南アの格付けを引き下げました。ムーディーズは『Ba1』から『Ba2』で見通しはネガティブ、フィッチは『BB』から『BB-』で見通しは同様にネガティブに変更となった。しかし、週明けほぼ格下げに対してはスルーをしたという状況だった。すでに3月にムーディーズに引き下げられたことで、スタンダード&プアーズ社を含めジャンク債扱いにされていることで、今更下げても反応が薄かったことになる。
現在はバイデン新政権に対しての期待による南アランド買いが優勢となっている。
61.8%戻しを上抜け出来るようなら、白銀比率の70.70%の7.122円や76.4%戻しの7.260円が次の目標値となる。
一方で、50.0%戻し割れとなり、トレンドラインのS1を下抜けするようなら、トレンド転換となり下落リスクが高まるので注意を要する。
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