本日は7月の消費者物価指数(CPI)の結果(予想:前月比1.2%/前年比3.1%)に注目が集まる。南アフリカ準備銀行(SARB)は7月の金融政策委員会(MPC)で利下げを決行した。利下げを行った要因の一つが、MPC直前に発表されたCPIが2カ月連続してマイナスになったことからである。今回のCPIの市場予想は前月比で+1.2%となっていることで、マイナスになるとは思えないが、結果が弱い場合は来月17日のMPCに再利下げの可能性を期待する声も出てくる。特に先週クガニャゴ南アフリカ準備銀行(SARB)総裁が『南アはウイルスのショックに対応する政策手段がある』と発言したこともあり、ウイルス対策を兼ねた利下げの可能性もある。
南アランド/円の一目均衡表の日足では、下値を切り上げるダブルボトムから、転換線(赤線)がサポートとなり雲の中を上昇してきた。そして、基準線(青線)と52期間の高低の中心値である先行スパン2当日線(灰線)を上抜けた。ただ、雲の上限がレジスタンスとして上げ止まる展開となっている。
26期間遅行する遅行線(緑線)は上向きとなっており、26期間遅行するロウソク足を上抜け出来るか相場の節目にきている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、過熱感なく%DとSlow%Dがかい離幅を広げて両線とも上向きとなっていることから、上向きバイアスが強いことを示している。
まとめると、雲の上限で上げ止まるも、上昇基調は継続している。そのため、今晩のCPIが予想通りの展開になると利下げの思惑も強まり、好材料と受け止められる可能性もある。そのため、南アランド買いが強まり、雲の上限を上抜けする可能性も高まる。
9月上旬では雲のネジレがあり、トレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。
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