FITS エコノミックレポート

★昨日発表された3月南アCPIは前年比で+3.2％と市場予想通りの結果となった。2月CPIは+2.9％と南アフリカ準備銀行（SARB、中央銀行）のインフレ目標レンジ（3％-6％）を下回ったものの、1カ月でレンジ内に持ち直したことになった。これで、利下げへの思惑が後退したことで、南アランドへの買いが強まりやすい。

南アランド/円の日足では、20年4月6日安値5.415円を起点として、同値8月10日安値5.960円を結んだトレンドライン（S1）の上方に位置していることから、上昇基調が続いている。

また、上向きになっている25日SMA（赤線）と75日SMA（青線）がサポートして意識され、上昇基調が続いている。

現状は一旦上値が重くなっているが、25日SMAの7.4894円が下値目処として意識される。下抜けした場合では、75日SMAの7.2059円が意識されやすい。

高値目処では、19年12月30日高値7.830円が一旦の上値目処として意識される。

現在は上値・下値を切り上げる展開になっていることから、押し目買い狙いとなる。