★ノルウェー政府系ファンド(SWF)は10種類の新興国の国債と社債をベンチマークから削除するように提言した。ただ、南アフリカはこのベンチマークに組み込まれていなかったものの、各国の新興国離れの状況を浮き彫りにしている。新興国投資に慎重な姿勢を見せるファンドが追随する可能性もあり、南アフリカに投資資金が集まりにくい状況となっている。また、国債通貨基金(IMF)が2019年の成長見通しを10月予想の1.4%から1.2%へ引き下げたことも上値の圧迫要因となっている。
南アランド/円の日足では、260日SMA(茶線)がレジスタントして意識されている。2月上旬に260日SMAがレジスタンスとして意識され、その後下落基調となったことは記憶に新しい。そのため、260日線を超えられるのか、それとも2月のように下落基調になるかが注目される。短期的には5日SMA(赤線)や10日SMA(黄線)が上向きとなっており、上向きバイアスは残っている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%K:93.00、%D:91.72とかなり過熱感が出ていることからも、上値の重い展開が予想される。
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