FITS エコノミックレポート

★南アランド/円の日足では、11月26日安値6.930円と下値を切り上げた12月15日安値7.005円のダブルボトムからの戻り基調となっている。ダブルボトムとしてのポイントは2番目のボトムが1番目のボトムから下値を切り上げていることにある。

そのボトムラインのネックラインとなる12月8日高値7.270円がレジスタンスとして意識される攻防となっている。買い方は、ネックライン近辺で一部のポジションを利益確定目的のポジション解消に動くことから、一旦上値が重くなりやすい。

このネックライン近辺では、11月下旬にかけてもレジスタンスとして意識されており、その後大きく下落することになったこともあり、利益確定売りも出やすい。

ただ、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、過熱感なく％DとSlow％Dの両線は上向きとなっており、上昇基調が強いことを示している。

下値では、上向きの5日SMA（赤線）の7.214円や25日SMA（青線）を上抜けしてきた10日SMA（黄線）の7.1625円がサポートとして意識される。

一方、ネックラインを上抜けしてくるようなら、75日SMA（緑線）の7.4021円、100日SMA（黒線）の7.4218円、260日SMA（茶線）の7.4327円がレジスタンスとして意識される。また、10月21日高値7.960円と11月26日安値6.930円の半値戻しとなる7.445円も重要な相場のポイントになる。