★南アランド/円の日足では、下向きの200日SMA(単純移動平均線:茶線)がレジスタンスとなり上値の重い展開となっている。10月5日でも200日SMAが意識され押し戻される展開となっている。そして週末の南アランド/円相場でも200日SMAまで上昇したものの、上抜け出来ずに押し戻される展開となっている。
ただ、緩やかに上向きの5日EMA(指数平滑線:赤線)、10日EMA(黒線)、20日EMA(青線)がサポートとして意識され下値を切り上げる展開となっている。
ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)は、%DとSlow%Dは緩やかに上向きを維持しているが、上向きバイアスは鈍化傾向にある。
まとめると、下からの押し上げと上値の重さのなか相場の節目にきている。9月28日の安値を起点として翌29日の安値を結んだトレンドライン(S1)を上回っているうちは上昇トレンドの流れに乗っている。そのため、200日SMAを上抜け出来るかが焦点となる。ただし、上抜けしても9月18日直近高値6.500円が一旦の上値目処として意識される。6.500円を上抜け出来ると250日SMA(紫線)が新たな上値目処となる。
現状は相場の節目に位置しているため、投資判断は『様子見』または『慎重な買い目線』となる。ただ、新興国通貨は、流動性の観点から大陰線を伴って下落することが多いので、買い方はストップロスの設定などリスクヘッジしておくことが重要である。
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