FITS エコノミックレポート

南アランド/円の中期トレンドは上昇基調を維持!

 

 

★今年に入り米長期金利の利回り上昇で、南アの債券市場と株式市場から約500億ランドの資金が流失したというデータが発表されている。先週は米国債券の入札があったことで、債券市場は一方的な値動きにならなかったが、再び米国債券金利が上昇した場合はランドの上値が抑えられる可能性が高い。

南アランド/円の中期トレンドを示す週足では、2020年4月10日週安値5.415円を起点として同年8月14日週安値5.960円を結んだトレンドライン(S1)を上回る上昇が続いていることから、上昇基調が継続している。

また、現状は13週SMA(赤線)がサポートとして意識され下支えしながら上昇基調が継続している。

26週SMA(青線)52週SMA(緑線)も上向きになっており、基調は上向きとなっている。

ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、高水準で%DとSlow%Dが重なってきており、上昇の勢いは鈍化傾向となっている。

現状では、13週SMAがサポートしながらS1の上方で上値を切り上げていることで、上昇基調は継続している。そのため、13週SMA近辺までの押しでは、押し目買いスタンスとなる。

ただ、上値では、200週SMA(紫線)の7.6019円がレジスタンスとして意識される。2019年12月27日週では200週SMAの手前で上値が重くなり、翌2020年1月3日週では急落する展開になった。そのため、上値が重くなるとこの時の記憶が蘇る。

資源価格が強い動きになっていることから、資源国通貨としての南アランドは買われやすい地合いが続きそうであるため、しばらくは押し目買い狙いとなる。

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