FITS エコノミックレポート

メキシコペソ/円は今回も200日SMAで反転!

★メキシコペソ/円の日足では、200日SMA(緑線)がレジスタンスやサポートとして意識され相場の節目になることが多い。

また、その際はストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)で、%DとSlow%Dの売られ過ぎ・買われ過ぎの位置関係がポイントになる。200日SMAの価格が接近してきたときに、買われ過ぎの過熱感がある場合はレジスタンスとして意識されやすい。一方、売られ過ぎ過熱感がある場合はサポートとして意識されやすい。

1月24日に200日SMAまで下落した後は、サポートとして意識され下げ止まる展開が続いていた。そして、ストキャスティクス・スローの%DとSlow%Dが売られ過ぎ過熱感が出ていた。1月28日まで200日SMAがサポートとして下支えしていたが、1月31日には反発する展開になった。

今回も200日SMAとストキャスティクス・スローの位置関係から反転の動きが予想できたことになる。今後もこの組み合わせが有効かもしれない。

 

ただ、メキシコのファンダメンタルズでは、10-12月期メキシコGDP速報値は前期比で0.1%減となった。改定値などで今後修正される可能性はあるものの、2期連続でのマイナス成長は定義上、メキシコがリセッション(景気後退)入りしたことになる。2021年の年間では5.0%増とコロナ禍からの回復が確認されたが、足もとでは半導体不足で自動車生産拠点が操業停止に追い込まれるなど先行きについても懸念が残っている。

そのため、反転したもののメキシコのファンダメンタルズからはペソの上値追いの動きへの動きにも限界がありそうだ。

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