FITS エコノミックレポート

メキシコペソ/円はもみ合い相場からじわりと上放れ!

 

★メキシコペソ/円の一目均衡表日足では、レンジ内でのもみ合い相場が続いていが、転換線(赤線)が下支えとなりレンジ上限を上抜けるとともに、雲の上限に沿って上昇基調となっている。

メキシコペソ/円では、雲のネジレ近辺で相場の節目になりやすい。6月30日の雲のネジレでは、下落基調から戻り基調へ相場が転換した。また、8月28日の雲のネジレでも下押しするかと思われたものの、転換線がサポートとなり上場基調に転換した。次の雲のネジレは9月21日近辺にありトレンドの反転や加速など相場の節目になりやすい。

雲の上限に沿って上昇したことから、下値では転換線の4.875円や雲の上限4.8675円がサポートラインとして意識される。

相場の方向性を示す基準線(青線)と52期間の高低の中心値となる先行スパン2の当日線(灰線)が同値となっており、横ばいととなっていることで明確な相場の方向性は出ていない。基準線が上向きになると明確な上昇トレンドを確認できる。

26期間遅行する遅行線(緑線)はロウソク足を上抜けているとともに、しばらくはレジスタンスになるロウソク足がないことから、上昇基調を維持しやすい。

ただ、ストキャスティクス・スロー(パラメータ:14、5、3、20、80)では、買われ過ぎ過熱感がある高水準から%DがSlow%Dを下抜けしてきたことから、上向きの勢いが鈍化傾向となってきている。

まとめると、レンジ相場の上限を上抜けしたことで上昇基調は継続しているが、上昇の勢いは鈍化傾向となっている。そのため、転換線や雲の上限までの下落調整する可能性がある。これらの抵抗体がサポートとなって再び上昇基調に戻るのか、それとも再びレンジ内に戻ってくるのかが焦点となる。

カテゴリー: ホットニュース

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ