FITS エコノミックレポート

★メキシコペソ/円の中期トレンドとなる週足では、2月21日週の直近高値6.015円と4月10日週直近安値4.220円を結んだフィボナッチ・リトレースメントと白銀比率で分析する。

ちょうど半値戻しとなる5.117円近辺で、上値が抑えられる展開となっている。半値戻しのところでは、一旦の利益確定売りが入りやすい。

また、下向きとなっている26週SMA（青線）の5.1465円もレジスタンスとして意識される。

一方で、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）は、％DがSlow%Dを上抜け両線とも上向きとなっていることから、戻り基調が強いことを示している。また、13週SMA（赤線）がわずかに上向きとなってきており、戻り基調が継続している。

まとめると、半値戻しまで戻したところで、一旦の相場の節目となっている。そのため、戻りの勢いは残っているものの、調整的な下落調整となっている。下値では38.2％戻し4.906円がサポートとして意識される。投資判断とすれば、半値戻しや26週SMAを上抜けできるまでは『様子見』としたい。