FITS エコノミックレポート

★メキシコペソ/円の中期トレンドを示す週足では、4月10日週の安値4.22円を起点として9月25日週安値4.64円を結んだトレンドライン（S1）を引く。このS1を上回っているうちは、下値を切り上げる上昇トレンドは継続している。

2月21日週の高値6.015円と4月10日週の安値4.220円を結んだフィボナッチ・リトレースメント（紫線）と白銀比率（青線）で分析する。一時50.0％戻しの5.117円がレジスタンスとして意識されていたが、11月20日週に明確に上抜けできると、一転してサポートとして意識される展開になった。

しばらくは、50.0％戻しと61.8％戻しの5.329円のレンジ相場が続いた。しかし、先週4月2日週に上抜け出来ると、白銀比率の70.7％戻しの5.489円がレジスタンスとして意識されている。

ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）では、％DがSlow％Dを上抜け両線ともかい離幅を広げながら上向きになっており、強い上昇基調となっている。

中期的なトレンドは上昇基調を強めており、押し目買い狙いの展開となっている。