★メキシコ国内での新型コロナウイルスの感染状況は悪化の一途を辿るのみであり、ついにはロペスオブラドール大統領が感染したことを発表した。また、国内の死者数は数日中には15万人を超えると予想されており、ワクチンの接種が急がれる状況である。
その中、米商品先物取引委員会(CFTC)によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)国際通貨市場(IMM)では対ドルでメキシコペソの投機的な先物ポジション(非商業部門)が、1月19日時点で差引き▲7,687枚のネット・ショート(ドル買い・メキシコペソ売り)ポジションになっている。
新型コロナウイルスのパンデミック前の20年1月28日付けでは、ドル/メキシコペソのポジションは+188,905枚と大幅なメキシコペソ・ロング(ドル売り・メキシコペソ買い)の状態だった。
対ドルでメキシコペソ売りが続いていることから、メキシコペソ/円でも戻り上値の重さが意識される。
メキシコペソが持ち直すには、ワクチンの普及などにより感染者の改善が見られる必要があり、上値の重い展開が続きそうである。
投機筋の投機ネットで、メキシコペソ売りが止まり、再び買い持ちに転じるかが今後の注目点となる。
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