FITS エコノミックレポート

★プラッツドバイ原油の一目均衡表の日足では、上昇する雲の上方に位置していることで、上昇トレンドが続いている。しかし、転換線（赤線）と基準線（青線）を下抜けたことで、上昇トレンドが一服して反落の兆しとなっている、

一方、52期間の高低の中心値である先行スパン2の当日線（茶線）が上向きで、サポートとして意識され下げ止まる展開となっている。

26期間遅行する遅行スパン（緑線）では、ロウソク足を上から下抜け寸前となっており、下落基調の兆しとなっている。

また、ストキャスティクス・スロー（パラメータ：14、5、3、20、80）では、％DがSlow％Dを下抜け、両線とも下向きになっていることで下押しバイアスが強いことを示している。

まとめると、条件的には下押しの下落トレンドの兆しが強くなっているが、先行スパン2当日線と雲の上下限がサポートとして意識される。そのため、先行スパン2当日線で反転するようなら、再び戻り基調になりやすい。また、雲の上下限もサポートとして意識されるので、売りポジションを保有している場合は、抵抗体近辺で反転するか確認する必要がありそうだ。

今まで基準線を下回らずに上昇してきたことから、下抜けしたことで買い方からのポジションの手仕舞いもあり大幅下落した可能性がある。そのため、手仕舞い売りが一巡すると一旦下げ止まることも考えられる。